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無くならない健康食品による健康被害

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厚生労働省によれば、わが国では約3割の人が日常的に健康食品やサプリメントを利用しており、健康維持や栄養補給に役立てているとされています。
ところが、人が口から摂取するもののなかで、医薬品については医薬品医療機器等法とよばれる法律によって明確に定義されているものの、健康食品については厳密な定義がありません。
国が定めた一定の基準にしたがっている健康食品については、もちろん特定用途食品、保健機能食品といった認定制度があり、特別なマークが付けられたり、成分や体に与える機能などが表示されたりしていますが、その他については実は一般食品としての扱いとなります。
このような一般食品扱いの健康食品については、実は無承認無許可医薬品といって、医薬品としての国の承認を得ていないのに、何らかの医薬品の成分が混入されていて、さも効き目があるかのように装っているものがみられ、そのほとんどは外見から見分けがつきません。
例えば、ED治療薬として国の承認を受けた医薬品のなかには、バルデナフィルという成分を含むものがあり、たしかに男性機能の回復にすぐれた効果があります。
しかしながら、このバルデナフィルをニトログリセリンのような狭心症治療薬などと併用すると、急激に血圧を降下させる作用があり、たいへん危険なものです。
中国などが原産の健康食品カプセルで、滋養強壮効果をうたうものから、実はこのバルデナフィルの成分が検出された事例が過去に日本国内でもみられています。
医薬品として用量・用法を守って飲む分には問題ないものの、事実を知らずにこうした成分が混入されたあやしげな健康食品を不用意に口にしてしまうと、思わぬ健康被害を生じるケースがありますので注意しましょう。

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